コーチング研修

研修のねらい

  1. コーチングが有効に機能するためのマインドを理解する
  2. 部下や後輩と信頼関係を構築するためのコミュニケーションスキルを学ぶ
  3. 部下の能力を引き出し、目標達成に向けた建設的なかかわりを実践できるようになる

研修概要

部下のやる気を高め、無限の可能性と能力を引き出すためのコミュニケーション技法

クライアント(部下や後輩)の問題、課題を解決し、目標を達成し、成長を促すコミュニケーション技法が「コーチング」です。
激変する経営環境に素早く適応するために必要であり、ビジネス界のみならず様々な分野でも注目を集めています
コーチングは人を目的地まで運ぶ馬車(コーチ)が語源とされていて、それが転じて「相手の課題解決や目標達成の支援をする」「相手の成長を促す」ものと定義されています。
コーチはクライアントと共に歩み、ゴールを目指すパートナーです。
人は自分の目標達成に向けて考え、行動しますが、信頼できるパートナーの存在によって多彩な視点を手に入れ、行動化に向けてのモチベーションを高めます。

現代は答えのない時代であり、自分の働き方や目標ですら自由に選べるようになりました。
しかし私たちは「自由」と引き換えに意思決定という「責任」を背負わなければならなくなりました。
それは時に人は迷わし、ためらいや停滞を生む要因となってしまいます。
その時に自分と共に歩き、考え、背中を押してくれるコーチの存在はとても心強く、一歩を踏み出す勇気を与えてくれる存在となることでしょう。

コーチングにまつわる誤解

コーチングがアメリカから日本に紹介されたとき、対話の重要性を理解していなかった日本人はその相互理解を促進する素晴らしいコミュニケーション技法に強い関心を持ちました。
しかしその反動により、コーチングとよく比較される指導や教えること(ティーチング)はよくないことだ、という極論を生み出してしまいました。
答えを与えないコーチングが素晴らしく、答えをすぐに与えるティーチングは依存的社員を増幅させてしまう———そんなティーチング悪者論です。
しかし、コーチングにはコーチングのよさ、ティーチングにはティーチングのよさがあります。
どちらがいい、悪いではなく、状況や場面に応じて使い分けるセンスがカギとなります。

また、コーチングの素晴らしさは理解しながらも、うまく機能していないケースも散見されます。
コーチングを「相手を意のままに動かす操作的コミュニケーション手法」として使用していたり、コーチングの特徴でもある質問をうまく使うことができていないケースも見受けられます。
「コーチングはとにかく『あなたはどうしたいの?』って聞けばいいんですよね」
…コーチングを象徴する場面をこのように揶揄されるのはとても残念なことです。

現場で活かせるコーチング

コーチングは日常のコミュニケーションとは異なるものです。
コーチングをスムーズに行うためにはコーチングマインドの習得に加え、スキル向上の実践なくして現場で活かすことはできません。
この研修ではどのような場面でコーチングを活用するのか具体的にイメージしていただきながら実践的なトレーニングを致します。

リーダーの言動は部下に多くの影響を与え、リーダーのコミュニケーションスタイルはそのまま組織のコミュニケーションスタイルになると言われています。
リーダーの適切なコーチングによって部下が自らの能力や可能性を最大限に発揮するようになると、職場は変わります。部下との間に信頼関係が築かれ、結果的に人間関係もよくなり、元気な職場として発展し続けます。

対象者

  • 業種、職種を問わず、部下や後輩を持つ管理職やリーダー
  • 部下の能力を引き出したい、自立型人材を育成したいとお考えの管理職の方
  • リーダーのマネジメント能力を高めたいとお考えの企業

プログラム

プログラムモデル<半日コース>

講   義 実  習
(1)コーチング的コミュニケーションの重要性

  1. 職場のコミュニケーションの現状
  2. コーチングの本質とマインドセット
  3. 目的を意識する
 

△情報共有

(2)コーチングの3大スキルⅠ
~アクティブリスニングの実践~

  1. 受容と共感で信頼を得る
  2. 聴くかたちを整える
  3. 傾聴におけるテクニック
 

△リスニングトレーニング

(3)コーチングの3大スキルⅡ
~承認による信頼関係の構築~

  1. 好意の目を醸成し、自分の心を解放する
  2. プラスのストロークを意識する
  3. メッセージの伝え方を工夫する
 

△プラスストロークトレーニング

(4)コーチングの3大スキルⅢ
~本質を理解するためのコミュニケーション~

  1. コミュニケーションの階層を一致させる
  2. 気づきを促す質問法
  3. 手綱をコントロールするのは自分
 

△質問トレーニング

△コーチング実践

(5)まとめ

プログラムモデル<1日コース>

講   義 実  習
(1)コーチングのマインドセット

  1. コーチングとティーチングの違い
  2. コーチングが上手くいかない理由
  3. コーチングの本質と前提
 

△情報共有

(2)コーチングの3大スキルⅠ
~アクティブリスニングの実践~

  1. 受容と共感で信頼を得る
  2. 聴くかたちを整える
  3. 傾聴におけるテクニック
 

 

△リスニングトレーニング

(3)コーチングの3大スキルⅡ
~承認による信頼関係の構築~

  1. 好意の目を醸成し自分の心を解放する
  2. プラスのストロークを意識する
  3. メッセージの伝え方を工夫する
 

△プラスストロークトレーニング

(4)コーチングの3大スキルⅢ
~本質を理解するためのコミュニケーション~

  1. コミュニケーションの階層を一致させる
  2. 気づきを促す質問法
  3. 手綱をコントロールするのは自分
 

△質問トレーニング

(5)コーチングの流れ

  1. 相手の目的を察知する
  2. 感情を捉える
  3. 相手の思い込みを見つける
△目的別対応トレーニング
△共感力トレーニング
△思い込み探し
(6)コーチングの実践

  1. モデルに当てはめる
  2. コーチング体験
  3. シェアリングとアドバイス
 

△ロールプレイング

(7)コーチのメンタリティ

  1. 視点を上げる
  2. コーチのエネルギーを与える
 

△行動計画作成

 

担当者の声

普段何気なく行っているコミュニケーションを改めて見直す機会になったと思います。GROWモデルは部下との面談時にも使用することができますし、効率的に部下の目標管理が行えると感じました。とにかく事例やワークが多いので現場での場面に当てはめながらトレーニングできるのがいいですね。どんな部下でもコーチ次第で能力を発揮させられるコーチングに魅力を感じましたが、当社に横たわっていたジェネレーションギャップも縮められるのではないかと期待が膨らみました。

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費用

半日 10万円~
(研修内容、開催場所、受講者数、講師等によって変動します)

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