自治体の管理職向けにキャリア面談力向上研修を実施しました

自治体の管理職を対象に、キャリア面談力向上研修を担当いたしました。
昨今、自治体においても「キャリア自律」が重視されています。
一方で、異動のスパンが短い自治体職員のキャリア形成に大きな影響を与えるのが、日々かかわる上司の存在です。
しかし、管理職自身がキャリア教育を受ける機会は多くなく、部下とキャリアに対する認識が異なっているケースも少なくありません。
「キャリア面談」という形だけを取り入れても、制度倒れになってしまう可能性が否めません。
そこで今年度は、まず「すべての管理職に、日常的に部下と話す機会をつくってもらうこと」を研修のテーマとしました。
研修は管理職約280名を8回に分けて実施。
まずは、部下と面談するときの「姿勢」をしっかりと理解していただくため、悪い例と良い例の対話を見比べ、「何が違うのか」を個人で考察後、グループでディスカッションしていただきました。
「普段の自分の会話と違うことに気づいた」という方もいれば、「部下に主体的に考えてもらうような対話は、現場感覚とは少し違和感がある」という率直な意見もありました。
自分で考え、グループで共有し、さらに全体で意見を共有する。
さまざまな価値観や気づきを持ち寄りながら、部下との対話に対する理解を深めていただきました。
その上で、部下との対話に必要なスキルや面談の進め方について、ロールプレイングを交えながら実践的に練習していただきました。
部下との面談は、特別な場所で、特別な時間を設けて行わなければならないものではありません。
「部下と対話する自信はまだないけれど、まずは5分だけ話してみようかな」
そう思っていただけたら、今回の研修としては十分な一歩です。
管理職一人ひとりの小さな一歩が、日常的に部下と対話する文化をつくり、やがて組織全体の「面談文化」へとつながっていきます。
今回の研修が、その最初の一歩となることを願っています。
