研修活用インタビュー

株式会社canadellberry様

[企業概要と研修の状況]

㈱canadellberryは2021年1月、富山市塩にオープンした観光農園。
県内最大面積を誇るハウス内では3種類のいちご狩りが楽しめ、ショップでは有名ショコラティエが監修したオリジナルのジェラートやジャムなどを販売しています。今後はナイト営業やぶどう狩りも予定し、富山県内の新たな名所として注目される企業です。

オープン当初の従業員は14名。オープン前に弊社の接遇、クレーム対応研修をご活用くださり、オープン後取材に伺いました。

 

[お話しいただいた方]代表取締役 武部 禎之 様

 

―本日は取材をお受けいただきありがとうございます。
いちごの香りがすごいですね!皆さんがいきいきと頑張っているご様子で嬉しいです。

武部さま(以下、武): おかげ様で順調にスタートしました。今年の大雪は大変でしたが、いちご狩りは数か月先まで予約がいっぱいになりありがたいです。

 

—すばらしいですね!
オープン前に研修を行いましたが、まずはご依頼の経緯をお聞かせくださいますか。

武:当社は大きな会社ではありませんし、スタッフは皆若いです。ですから会社の理念や方針をしっかり掲げて始めるというより、スポーツチームのような、監督がいて各ポジションがあって各々が自分の役割を果たすというチーム作りを念頭に、みんなで歩みを進めながら会社を作っていきたいと考えていました。

そんな中で、高沢先生に依頼をしたのには理由が2つあります。

1つ目ですが、実はスタッフ全員がアルバイト経験を除いてサービス業未経験者だったんです。観光農園はサービスも重要ですから、接遇に関してはプロから基礎を学びたいと思いました。

2つ目は、先生の力を借りてきっかけを作りたかったからです。

当社のスタッフは皆おとなしく、自分をどう出してよいかわからない様子でした。
ですから最初にイベントや何かきっかけがあると一致団結するのではと思ったのです。
重たい車輪を動かすのに、最初の一押しは大変ですから、元気をもらい勢いをつけたかったんです。

先生のことは昔からよく存じ上げていたんですが、先生は勢いのある方だから目印のようなモデルとなり、きっと私たちに勢いをつけてくれると思いました。
研修が最初の顔合わせを兼ねていたのですが、結果その通りになりました!

—ありがとうございます。とても嬉しいです。
オープン後のスタッフのご様子はいかがでしたか?

武:おかげさまで研修で学んだことを活かして、思った以上にうまく対応してくれています。

おそらく最初は「いらっしゃいませ」という言葉を言うのもドギマギしたと思います。
でも研修を受けて「尻込みしている場合じゃない」と勇気をもらいましたし、なぜそれが必要なのか、という意味合いも理解しました。また「こうすればいいんだ」というやり方もわかったので自信がつきました。

スタッフ同士の雰囲気も良く、お客様への気遣いが素晴らしいリーダーも育ちつつあります。レジが混雑したり、お客様が重なったりしたときも冷静に処理してくれます。
失敗への恐怖心がなくなったからでしょう。

—私共のコンサルティング研修についてはどのように思われましたでしょうか。

武:当社の「こうしなければならない」と決めず、やりながら作っていこうというコンセプトに合わせてもらえてよかったです。研修内容も決められたものではなく、当社の実情や私の考えを聞きとり、柔軟に提供してくれて助かりました。

またびっくりしたことがあるんですが、先生は研修中スタッフ一人一人の特徴や性格をよく見てくれているんですよね。

スタッフと同じ目線まで下りて近い関係になって、気づいたことをアドバイスしてくださるフォローがあるのもいいと思いました。
決められたカリキュラムを提供している研修会社とは違うと思いました。

 

—ありがとうございます。今後はどのような人材育成を行おうとお考えでしょうか。

武:育成は最初だけでなく、定期的なスキルアップが必要だと思います。
接客に正解はありませんし、これで十分と満足してはいけないでしょう。

今後は世の中にはこういう接客の仕方がある、注目を浴びている方法がある、といった情報も教えてもらえたらありがたいです。

アルバイトは入れ替わりがありますし、オープン当初は緊張感がありましたが、慣れてくるとダレてしまうことがあるかもしれません。
今の雰囲気を継承しながら、接遇をよりレベルアップできるよう継続的な育成をしていきたいです。
また刺激を与えていくようなモチベーション研修やリーダー研修なども大切だと思います。

当社は今後、さらに専門的なお店を目指していて、ここに来ないと買えない、食べられないという差別化した商品を提供していく予定です。

ぶどうの苗も今年の春には植え付けが始まります。さらに多くのお客様に喜んでいただけるよう頑張りたいです。

 

—今後県内外からますますお客様が押し寄せてきますね!
ぜひこれからも育成のお手伝いをさせてください。今日はありがとうございました。

 

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